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■今までのFor a walkを集めました。 |
| ■2006年1月1日 第11回目 またまたまた紅茶の話 イギリスに紅茶が伝来したのは17世紀中ごろで、かの有名な東インド会社が輸入を始めてからのことでした。 さて、その東インド会社はイギリス政府のもとでアジア、インドからいろいろな物品を取り扱っていましたが当然のことながら、当時植民地であったアメリカを始めとしたイギリス領でも商売をしており、そのころからアメリカでもさかんに紅茶が飲まれるようになりました。 しかし、植民地であるアメリカでは東インド会社の紅茶は割高だったので、オランダ商人からの密輸された紅茶を飲むようになりました。 さて、そんなことが原因で東インド会社は18世紀中ごろになると経営が苦しくなり、これを救済すべくイギリス政府は植民地であるアメリカの意向も聞かず、茶法を成立しオランダからの紅茶の密輸を禁止し、大量に在庫を抱えていた東インド会社に植民地での紅茶の独占販売権を与えました。植民地側はこの措置に反対運動を繰り広げ、ついに1773年12月16日の夜、ボストン港に停泊していた東インド会社の船を襲撃し積荷の紅茶を海に投げ捨てました。 ボストン港は紅茶で海の色が紅茶色になったといわれています。 これが有名な「Boston Tea Party」(ボストン茶会事件)と呼ばれ、この事件が発端となり、かの有名な独立戦争(1775年)に発展しました。このことが原因でイギリス人は紅茶を良くのみ、アメリカ人はコーヒーを良く飲むようになったという話です。たかが紅茶ですが、その紅茶が原因で歴史が造られたというのもなにやらイギリスの紅茶の話としては面白いですね。 今年もイギリスにまつわる話をいろいろ探し出してお知らせしようと考えています。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 |
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■12月19日 第10回目 またまた紅茶の話 |
| ■11月25日 第9回目 紅茶のつづき さて、前回に続き紅茶の話です。 紅茶、中国茶、日本茶はもともと同じ種類だが、発酵の仕方によって呼び方が違うことはご存知ですね。 紅茶の起源となったお茶はもともと中国の唐の時代(618年〜907年に栄えた王朝。 大帝国で知られ、日本にもこの時代にかなりの文化が入ってきた)に興り、北宋の時代(960年〜1127年)に栄えたといわれています。日本にはおそらく奈良時代に薬用として禅宗の僧侶が日本に持ち込んだものが最初のようです。 日本では全く発酵を行わない緑茶が好まれていますが、中国茶の代表であるウーロン茶は青茶で、ある程度発酵させたもの、紅茶は完全に発酵させたものです。さて、全段で紅茶の種類は同じであると書きましたが、実際には少し違います。 実は中国で栽培されていたお茶は低木種といわれ、有名なラプサン・スーチョンがありますが、1823年にインドのアッサム地方でこれとは別の高木種が発見されました。 これがアッサム紅茶の起源で、以後インドやスリランカで栽培されてきました。 ただし、現在ではインドやスリランカでも中国種のお茶が栽培されていることや両種の交配も進んでいるので産地だけでどちらの種かの特定は難しいようです。 インドではこのアッサム、ダージリン、ニルギリ、セイロン(スリランカ)ではウバが有名ですね。 この茶葉をブレンドし、あるいは香料やフルーツをミックスして数々の紅茶が作られますが、イギリスの代表的な紅茶といえば1.イングリッシュ・ブレックファースト 2.アールグレイ − ベルガモットの香りが付いた紅茶で、19世紀の英国首相のグレイ伯爵が発明したとされています。 3.ダージリン 4.アッサムあたりでしょうか。 最近ではフルーツやミントの香りを付けた様々な紅茶も売られています。 さて、紅茶がお好きな方なら良く耳にする、オレンジ・ペコーとは何でしょうか? これは紅茶の種類やブレンドの名称ではなく等級です。 オレンジ・ペコーとは先端から2枚目の葉を使用したものをいい、3枚目の葉を使用したものは単にペコーと呼ばれます。 お好みの紅茶はどの産地のどんなブレンドですか? |
| ■11月11日 第8回目 紅茶 この前はお酒にまつわるお話でしたが、今回は紅茶の話です。 イギリスといえば誰でも思い浮かべる飲み物は紅茶ですね。もちろんイギリスでは紅茶は生産されておらず、セイロン(スリランカ)、インド、中国といった生産地からの輸入です。 イギリスは世界のどの国よりも一人あたりの紅茶の消費量がずば抜けて多く、なんと一人あたり年間で2.5kgも消費します。 さて、 イギリスでティーというのは本来の意味での紅茶を飲む事ではなく、夕方近くの軽食の事を指します。イギリス以外の国ではではこの軽食をハイ・ティーと呼ぶようですが、イギリスやアイルランドではハイ・ティーは夕食を指します。 もともとハイ・ティーのハイは、中流・上流階級の家では夕食はリビングルームにある小さいテーブルではなく、ハイ(メイン)テーブルで取ったことからそう呼ばれるようになりました。 では、イギリスの紅茶と言えばもう一つ有名なアフタヌーン・ティーはどのようなティーなのでしょうか。 ホテル・リッツや紅茶で有名なフォートナム・アンド・メイソン、今は改装中ですがアガサ・クリスティーも宿泊したというブラウンズなどがアフタヌーン・ティーで有名ですね。 イギリスでアフターヌーン・ティーとはおよそ午後3時半から4時半頃に紅茶とともに取る軽食の事を指します。 スコーンやキュウリを挟んだサンドイッチ、ケーキ等がそのメニューです。 この風習は19世紀に始まりました。 もともと18世紀の食生活では、夕食は遅い時間に始まったのです。だいたい8時頃であったと言われています。 昼食は12時から1時頃ですが、軽い食事であったため昼食から夕食までの時間が長く、おなかが空いてしまいます。 さて、その19世紀におなかが空いて何とかしたいという尼さんがイギリスはベッドフォードシャーに居ました。 ウオーバーンという寺院のアン・マリアさんという尼僧は、夕方の空腹時にメードに紅茶とバターを塗ったパンを自室に持って来るように言い、これが昼食と夕食との間のほんの少しの空腹を満たすのに非常に良かったのでした。 そこで、アンさんは自室に友人を呼び、紅茶とパンを振る舞いながらいろいろと歓談をするようになりました。 これがアフタヌーン・ティーの始まりです。 皆さんもたまには午後のひとときをお気に入りの紅茶とティーカップ、それにスコーンでもいかがですか。 |
| ■10月28日 第7回目 パブの続き 英国のパブと言えばおもしろい名前と木製のサインボード(看板)です。サインボードには各店趣向を凝らしていて、店の名前が連想されるような図柄になっています。 ではなぜすべてのパブにサインボードがついているのでしょうか? 話は1300年代リチャード2世王の時代です。 リチャード2世王は1393年に「エールを製造し、販売するものはサインボードを店先につり下げなければならない。 さもなければエールを製造、販売する権利を剥奪する」旨のおふれを出しました。その法令ではサインボードは絵でなければならなかった訳では有りませんが、その当時パブにお酒を飲みに来る人々は読み書きが出来ない人が多かったため、文字だけでは無く絵を描いて皆に名前を覚えて貰ったのです。 今でもパブにはおもしろい名前とそれを連想させるサインボードがいろいろあり、The Queen's Headなんていうのもあります。 店名は、動物 − 図柄はその動物、その土地ではやっていた競技(クリケッターズ等)− 競技に使用する道具等の図柄、王室関係−国王や女王の顔、歴史的な出来事(トラファルガー等)− それを暗示させる様な図柄等数々あり、店名と図柄を見ながら、「ああ、そういう意味なんだ」と一人納得することも良くあります。 皆さんも今度パブに行かれたら、なぜその名前になったのかをパブの人に聞いてみるとその店の歴史が分かっておもしろいですよ。 |
| ■10月15日 第6回目 パブ 英国というとすぐに思い起こされるのはパブですね。パブはもともと英語のPubic Houseから来ているのはご存じのとおりです。話は大昔の青銅器時代までさかのぼり、英国やアイルランド地方では今で言う地ビール(エールAle)を飲ませる一杯飲み屋のこと。 もともとローマ人が英国地方に遠征にでかけ、彼らのための簡易宿泊や食事あるいは雑貨を販売する場所を造ったのが発端です。 それらはInnと呼ばれていましたが、徐々に周りの人々が憩いの場所として使用するにつれ Public House と呼ばれるようになったのです。 1868年の文献にパブと言う言葉が現れたのがPUBという言葉が使用された最初です。 2002年度の統計によりますと英国全土に85000件のパブがあるそうです。 さて、パブと言えばビールですが、英国のビールは日本のビールと違い、「喉ごしさわやか、シャキッと冷やして...」ではありません。 色も日本のものより茶色く、少し苦みがあり、あまり冷やした状態ではなく、なんとなく生ぬるいエールをちびちびやるのが英国流です。 エールとは古代では主に大麦を発酵させて造られたアルコール飲料の事をいいました。現在では「ビール」が世界標準ですが、今でも英国、ドイツ、ベルギーでは「エール」と呼んでいます。 パブによってもいろいろな「エール」があります。是非おためしください。 |
| ■9月23日 第5回目 Mappin & Webb ガラードと並んで英国でも超一流の銀製品や宝石類を扱うMappin & Webb(マッピン・アンド・ウエッブ)は皆さんもよくご存じですね。 Mappin & Webbは1774年にJonathan Mappinが銀器の生産で有名なSheffield(シェフィールド)に小さな銀製品のお店を開いたのが始まりです。1849年にロンドンに念願の最初のお店を出しました。そして企業の拡大に伴い1858年には当時のオーナーだったJohn Newton Mappin が義弟のGeorge Webbを招聘し社名も現在のMappin & Webbとなりました。 なんといってもその名がとどろいたのが1897年にRoyal Warrants (英国王室御用達)に推挙されたときでしょう。 現在でもエリザベス女王とチャールス王子の銀器御用達商として、2つのRoyal Warrantsを保有しています。 さて、お店にMappinネームの小型懐中時計があります。幅35mm 長さ53mmほどのスターリングシルバー製です。文字盤は非常にシンプルながら、そこはかとない高級感が漂うのはさすがにMappin。 Mappin & Webbのロンドン本店で鑑定を依頼したところ、この時計は1920年製。形は、そのころ出現した超高級車ブガッテイのラジエターグリルからヒントを得ている、というのは考えすぎでしょうか? もちろん、当店にあるMappinの懐中時計はMappin & Webbの鑑定書付きです。 |
| ■9月9日 第4回目 スターリング・シルバー 前回は英国の通貨スターリング・ポンドの話でしたが、今回はスターリング・シルバーの話です。 純度の高い銀を指してスターリング・シルバーといいますが、スターリング・シルバーは厳密には純銀(999)ではなく1000分の925の純度の銀のことを指します。つまり残りの7.5%は他の金属(銅とかゲルマニウム)が混ざっています。 純銀はとても柔らかいために特に大型の銀製品制作には向いていないため975純度のスターリング・シルバーが使用されるようになりました。前回の通貨の話の時にスターリングと言う言葉がスターリング銀貨から来ていると書きました。 スターリングという言葉は13世紀のイングランドで使用されていた"Easterling Silver"というシルバーのグレードを表す言葉が基ですが、"Easterling"とはもともと12世紀の東ドイツ地方のHanseatic Leagueの貨幣の単位から来ています。彼らはイングランド人との取引で彼らの通貨を使用しましたが、それが純度925の銀貨だったそうです。 そのコインをイングランド人が "The coins of the Easterlings"と呼び純度の高い銀として認知したことから、現在に至るまでスターリング・シルバーが銀の代名詞となっているのです。 ところで、英国にはスターリングシルバーより純度が高い958(正確には95.84%)のシルバーがあり、こちらはBritannia Silverと呼ばれています。 |
| ■8月26日 第3回目 イギリスの通貨 英国が欧州共同体に参加してもかたくなに守っているのは自国の通貨、ポンドです。英国ではポンド・スターリングとか簡単にスターリングという言い方もされています。 もともとポンド(£)もしくは(L)マークはラテン語のポンドであるLibraから来ており、ローマ時代の重量の単位でした。 英国においては重量の単位と貨幣の単位に両方ともポンドを使用すると混乱が生ずるため、識別する必要から貨幣の単位にスターリングを付けたのです。スターリングとはそもそも1/240ポンド通貨(ペニー銀貨)を指したのです。しかし英国が近代国家になるにつれ、インフレとなり徐々に基準価値である1ペニー銀貨の価値が1ポンドの価値に近くなったため、現在は英国の基準貨幣として1スターリング・ポンド(ポンド・スターリング)を英国の正式通貨としました。 現在英国では重量はメトリック表示になり、Kg,やgが単位ですが、米国では今でも重量表示にポンド(lb)が使用されているのは皆さんもご存じの通りです。 英国のコインは1ポンドを基準に50P、20P、10P、5P、2P、1Pそれと2ポンドの計8種類ですが、大きいコインが必ずしも金額が高いとは言えないのはどこの国でも同じ様ですね。 |
| ■8月12日 第2回目 ホールマーク 英国製のシルバー製食器や懐中時計に小さい刻印が何個か打たれているのをご存じですか。 ホールマーク(Hallmark)はおそらく世界でもっとも古い品質検定規格です。 ホールマークの由来は1327年にロンドンの金銀細工業者Goldsmith Hall社が王室から金銀細工製品を検定し刻印する権限を与えられ、この検定印をホールマークといったのが始まりです。 ホールマークには次のような種類があります。 Maker's mark − 製造業者印 イニシャルAssay Office mark − 検定場所印 (ロンドンはレパードの顔、バーミンガムは碇他)Standard mark − 品質表示印 (スターリングシルバーは前足をあげたライオン他)Date Letter − 製造年度印もちろん当店で販売している英国製の金・銀製の商品や時計にもすべてホールマークが入っています。 ホールマークで年代や製造場所を調べるのもアンティークの楽しみのひとつですね。 |
| ■7月29日 第1回目 子供靴 夏も本番 毎日暑い日が続いていますが皆さんはいかがお過ごしですか? 今回はロンドンで見つけた子供靴です。 サイズは幼児用(4〜5才)で100年以上前に造られたものとのこと。 子供用といっても大人顔負けの 総皮製ハンドソウン・ウエルテッド(手製)です。大きなダメージもなくほぼ完璧な形で残っているのは少し感動ものです。 100年前にはイギリスのどんな子供が履いていたのでしょうか?当時としてもかなり高価であったと思いますので、かなり裕福な家庭の子供が履いたのでしょう。 実物はお店に来てとくとご覧ください |
| ■7月18日 ホームページ開設 はじめまして。昨年9月25日 西麻布にオープンしましたアンティークショップです。イギリスのCAMDEN PASSAGEにある "Sugar Antiques"の姉妹店で、コスチュームジュエリー、時計、ペン、カフスなどを数多く揃えております。直接、イギリスから取り寄せているので、お求め安いお値段です。 直接問い合わせて、取り寄せることも出来ます。ぜひ、お店に来て、深い趣のヨーロピアン・アンティークをお楽しみください。 |